こんにちは、駒込スポーツ整骨院/FEEEL CONDITIONING GYMの高石です。
今回、FMSを導入した都内の野球チームで実際にあった事例をお伝えします。
まず始めに、FMSとは、7つの基本的な動作を通じて、体の連動性や動きの特徴を評価する、比較的メジャーなメソッドです。
スポーツの世界では、FMSから得られた結果を障害の予測と予防に役立てる取り組みが行われています。
FMSを導入しそのスコアが改善すれば障害の予防効果があると言われていて、実際に効果があった事例も多数ありますが、否定的な論文もあり、現行ではまだ確証のあるものとは言い切れません。
私のこれまでの経験と考えで意見を述べると、スコアが改善すれば障害が減るという短絡的なものではないと思っています。
障害の予防には、選手自身が自分の身体の特徴や課題を認識し興味を持ってもらうことが重要です。
つまり、FMSをきっかけに選手自身が障害予防に興味を持ち、学習するように教育が出来れば、狙い通りに事を進められると考えます。
表題の通り、本日指導に行ったチームでは、監督さんがこんなことを言ってくれました。
「チーム全体のウォーミングアップは士気をあげることで重要だけど、選手一人ひとりの特徴が違うことを知って、全体アップでは障害予防として不十分だと考えました。選手達と話し合った結果、全体アップの前に各自で身体に合わせたアップを入れることにしました。」
まさに私が一番やってほしかったことを、チームが主体的に取り組んでくれたわけです。
ここに、FMSというシステムを使う意義があると感じています。
駒込スポーツ整骨院では、測定評価から障害予防のプログラムまで、全てのサポートをさせていただきます。
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